|
ですが、蓋を開けてみたら、脇に汗をかいていることもあります。 それは、一見、堂々としたように見えても、平静を装っているだけであり、実は体が緊張しているのです。 平静にこなしていても、実は脇や手が汗でびっしょりということもあるでしょう。 私も人前でスピーチをする際はかなり平静を装いますが、実はかなり汗をかいています。 それを私と同様、みなさんも対策してうまく隠しているのだと思いますよ。
脇汗だけでなく、緊張時は体中から汗をかく人もいます。 よく緊張すると手に汗をかくといいますよね。 そのような状態も精神性発汗なのです。
このように緊張した状態で汗をかく人の場合、実はトレーニング次第で、脇汗が改善できるということがあります。 脇汗対策としては、かいてしまった汗の対処をするより、脇汗を出すこと自体が改善できるのであれば一番の方法だと思います。
それには、まず、脇汗がどうして出てくるのか、そのメカニズムを知る必要があります。 緊張して脇汗が出てしまうとき、汗を出している部分と言うのは、脇の下にある汗腺です。 汗腺は、体中にあり、人間の体から汗を出し、体温を調節していますよね。
この汗腺が勝手に汗を出しているわけではなく、機能的に汗腺へ命令を出しているところがあるのです。 汗を出せと命令しているのは、交感神経なのです。 みなさんもご存知のように、交感神経は、自律神経のひとつであり、緊張時に優位にある神経です。 反対に副交感神経がリラックス時に優位に立つものです。
|